グループ農夫の会

日本の棚田百選「大蕨の棚田」を再生したいとの思いのもと、平成23年3月に非営利団体「グループ農夫の会」を立ち上げました。この会は地元生産者「中地区有志の会」が行う田植えや稲刈り、稲杭掛け等への作業協力をはじめ再生事業の企画運営をボランティァ活動しています。

さらに、この棚田再生の取り組みに地域貢献活動としてモンテディオ山形、山形交響楽団をはじめ、山辺町、大学コンソーシアムやまがた、フィディア総合研究所・JAやまがた、リンベル(株)からのご支援のもと、棚田の再生をとおして地域の活性化に貢献しています。

大蕨に集い、棚田をとおして美しい自然とふれあい楽しみながら、棚田のてっペんまでの再生を目指しています。皆さんの応援とご協力をお願いします。

中地区有志の会

大蕨に生まれ育って、昔から眺めてきた棚田の景色がなくなっていくのは、とても寂しく誰かが何とかしなければという思いは、地域の皆さんが持っていたはずです。この状況のなか、平成23年からボランティア団体「グループ農夫の会」と取り組んだ棚田再生事業は良いきっかけとなり、地区全体が棚田を中心とした活動に盛り上がりを見せ喜んでいます。

棚田の再生は、有志の会だけでは成り立ちません。グループ農夫の会や地区の人たち、そしてモンテディオ山形、山形交響楽団など大勢の人たちが参加して楽しみながら交流し協力してくれるからこそ、この活動の今があります。

棚田を通る風で、稲が波のようになびく様子、この風景が長く後世に伝えられますよう、今後とも皆さんのご支援とご協力をお願いいたします。

がんばろう大蕨棚田「協働の力」

大蕨の棚田は、平成11年に農林水産省『日本の棚田百選』に認定された町を代表する景観のひとつです。しかし、近年では、転作田の増加や担い手の高齢化などもあり、棚田伝統の杭掛け風景が失われつつありました。そのような状況のなかで、大蕨の棚田風景を維持しながら、地域を元気にしていくために、もう一度棚田での米づくりに光を当て、地域の元気再生に取り組むことにしました。

この地域の動きに、モンテディオ山形を運営する社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会をはじめ、地域の有志(『中地区有志の会』)やボランティアの会(『グループ農夫の会』)、町などの支援が得られたことから、協働で棚田再生に取り組んでいくことになりました。
(広報やまのべ2012年8月号より抜粋)

写真左:協定書締結式の様子(2011年3月4日)。写真右:大蕨棚田の元氣再生と 社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会(モンテディオ山形)の環境、農業振興事業に関する協定書。